日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています
その日は日曜日だったからだろうか?
飛行機は満席。
機内は、空気が不足しそうなほどビッシリの乗客で溢れていた。
宮崎空港、定時に動き出したANA608便は、
滑走路に入る前に、ピタリと動かなくなってしまった。
「ひとつ前に離陸する飛行機が、鳥とぶつかったため、
機体はしばらく離陸を待機しています」とアナウンスがあった。
私の前にいた赤ちゃんは、
席に着いたときから、ずっとぐずっていた。
そして、ついに爆発。大声で泣き初めてしまった。
そして、まるで合唱するように、少し後ろにいた赤ちゃん、
通路を挟んで、私の横から3席目にいた赤ちゃん。
あちこちで、幼い泣き声が響き初めた。
みんな、お母さんの里帰りだったのかな?
こんな窮屈な飛行機の中、赤ちゃんにはどんなにか不快だろう。
機体が停止している間、私の前の赤ちゃんの泣き声はますます大きくなっていった。
お母さんは、身体を揺らしてあやしていたけれど、泣き止まない。
赤ちゃんはのどが渇いてしまったのではないのかな?
哺乳瓶で飲み物をあげたらいいのに・・・などと、気になる私。
それにしても、身体を震わせるほどの赤ちゃんの泣き声、
久しぶりに聞いて、なんだかとても懐かしかった。
私も、大昔、両腕に大泣きする赤ん坊を抱きしめて、
途方にくれた若いママさんの時代があったっけ。古い話だけど!
やがて、15分近くして、
キーンとエンジン音が高くなり、機体がやっと動き出した。
不思議に、どの赤ちゃんも静かになる。
機体が離陸し、上空を飛び、振動が一定のリズムを刻むと、
どの赤ちゃんも、みんな眠ってしまったみたい。泣き疲れて・・・
若いお母さんたち、ごくろうさまでした。