小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2005年06月07日

世界一周 おめでとう

若々しい70代の方を沢山知っています。
教室にもそんな生徒さんが沢山いられるから。
それでも、「若いなあ~」とつい口から出てしまった。
ヨットのキャビンを颯爽と出入りする斉藤さんに
思わず家事の手を止めて、目を惹かれた朝のテレビの前。

航海のインタビューに答える斉藤さんは、ひょうひょうとまるでマイペース。
どこにも無理な力の入らない、自分流。
そんな斉藤さんが、ちょっと力を入れて答えたことは・・・

質問「今の若者に言いたいことがありますか?」

斉藤さん「ニッポン国のニッポン人になって欲しいね!
今は、誰もが、にほん国のにほん人だ。
若者に、勇気と冒険心を持って欲しい!
何故若者たちはみんな、にほん人になっちゃんたんだよ?」

私はそれを聞いて、心の中で答えた。
「それは、若者が悪いのじゃなくて、多分みんな大人のせい・・・」と。

若者たちが、夢も持たず、勇気も冒険心も失ってしまったのは、
きっと、その若者たちを引っ張ってきたはずの大人たちが、
子ども達に、夢も冒険も持たせず、勇気を与えてこなかったから。

今、日本は「お子さま文化」が蔓延してしまっている。
何から何まで、子ども(若者)に迎合している。
女性は、「可愛い」ことが一番大切で、
テレビもメディアも娯楽も、みな、
子ども(若者)を喜ばせることしか考えていないみたい。

「お子さま文化」に染まった国だから、そこに
苦や汗の必要な冒険や、勇気など、遠い「童話の世界」になってしまった。

それらは誰の責任?
きっと、戦後の大人たち。そして私たち。そして、今の中年たち。
みんなのせい。

「お子さま文化」のはびこる国・・・は、もうそろそろお終いにして欲しい。
無理ですか?

投稿者 sako : 21:17 Write:21:17