小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2005年06月14日

日曜日の朝の街で

日曜日の早朝、美容室に予約していた娘を、
駅の反対側のお店の前まで送っていった帰りのこと。
運転していた私の目に飛び込んできた、見慣れない光景。

早朝なので、街のどこもガランとしていたのに、、
信号を右折するとき、その角にだけ人が溢れて、それが列を作っていた。
「???」と思って良く見ると、
そこは大きくてカラフルなパチンコ屋さんの前だった。

そうなんだ。
日曜日は、開店の前から、こうしてお店の前に並んでいる人たちがいるんだ。
右折して少し行くと、今度は左側にも大きなパチンコ屋さん。
そして、やっぱりお店の前には、行列が出来ていた。

ほとんとが中年の男性。中には少し若い女性も見えた。
学生風の姿は無くて、高齢の方の姿も見えない。
日曜日の朝早くから、パチンコ屋さんの前で並ぶのは、
きっと、平日の仕事に疲れたお父さんたち。
仕事を忘れて、家族から離れて、日曜日の早朝の一人の時間を、
パチンコ屋さんで満喫するのだろうか?

どのお父さんたちも、うつむき加減で、背中が丸い。
着ているものの色も、同じような沈んだ色あい。
休日の朝、静かな街の風景に、そこだけ少し異様に膨らんで、
車で通り過ぎた私の目に、それが不思議に焼きついてしまったのだった...

投稿者 sako : 21:39 Write:21:39