小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2005年06月16日

縁という糸

教室の生徒さんが、私をまじまじと見つめて言われた。
「お会いしたことありますよね。子どもの学校でご一緒でした?」

そうだった。
私も、どこか記憶に残っているな~という気がしていたら、
息子と中学が同級だった娘さんのお母さんだった。

教室をやっていると、そんな縁のある生徒さんが来られることもある。

人と人との繋がりは、自分の気がつかないうちに、
糸が増えて、横にも縦にも重ね織りされていく。

途中で切れてしまう糸も多いけれど、
忘れた頃に、隠れていた糸が飛び出てきたり、
しっかり織ってあったはずの糸が、擦り切れほころんでしまったり、
新しく綺麗な糸が、また紡がれていったりと・・・

そんな糸が織り合わさって、自分という布が出来てゆくのかな?

強い糸や、弱い糸、細い糸や、太い糸。
色鮮やかな糸、渋い糸、輝く糸もあるかもしれない。
色々な人のことを思い浮かべながら、あの人はどんな糸だろう?と、
想いが膨らんでゆく。

そして、私も誰かを紡ぎあげる布の中の、
目立たぬ一本の糸になっているのかもしれない。
・・・と、そんなことをイメージしたら、ちょっと楽しくなってしまった。

投稿者 sako : 21:55 Write:21:55