小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2005年08月07日

電話

高校生のとき、私はとても大人しい女学生だった。
(今もです・・・?)

特に、その私立女子高の女の子たちの、特有な明るい雰囲気に、
最後まで馴染めず高校時代を終えた私。
でも、決してつまらなかったわけではなく、
私なりに、めいっぱい充実した毎日を過ごしていたあの頃。

だから高校時代の友人はとっても少ない。
その高校時代の友人の一人から、久しぶりの電話がかかった。

彼女のお母さんは、とても元気な方だった。
大きな声で、よく笑い、遊びに行った私たちを大歓迎してくれたっけ。

「もう呆れるのよ。今日はカラオケ、今日は踊り、今日はサークル、
って、1週間びっちりの予定で、毎日出歩いてるわ。
私の方が、母より体力無いくらいよ。」

彼女に会うと、いつも笑いながらそういっていたのに・・・

今年の初め、リンパ腺のガンが見つかり、闘病生活を送っているそうだ。
大柄だった方なのに、骨と皮ですっかり小さくなり、
今は病院の集中治療室に入院されているという。
この7月いっぱいは無理だろうと言われていたけれど、
まだ気持ちも頭もしっかりしていて、がんばっている・・・と。

元気すぎるくらいだったから、あまりに突然の罹病に、
信じられない日々を送ったという彼女。
毎日病院へ通う日が続いているという。

回復されることは無いのだと思うけれど、
せめて、最期の時を安らかに迎えられますように・・・

遠く過ぎ去った高校時代の、懐かしい日々とともに、
友人のお母さんの、元気な笑顔が重なって、少し辛い・・・

投稿者 sako : 22:56 Write:22:56