小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2005年08月13日

夏休み

朝のうちに、急いで郵便局へ走って用事を済ませた帰りの道。
郵便局の角は県道のある大きな交差点。
その信号のところで、ふいに呼び止められた。

「江ノ島へ行きたいんですが、こっちでいいでしょうか?」

マウンテンバイクに乗ったお父さんは、
白い地図を片手に、私にそう尋ねて来た。

お父さんの横には、やはりマウンテンバイクに乗った少年。
父親と私のやりとりを、横からじっと見上げていた。

埼玉県から親子で江ノ島を目指して来たと言う。

「そうですよ。道なりにまっすぐ行けば江ノ島です。
4キロほどで着きますよ」

お父さんと一緒に、その少年もペコリとお辞儀をする。
そっか。お盆のお休みに、お父さんと江ノ島を目指してロードなのね。
空は少し怪しげだけど、まぶしいほどの青い海が、
もうすぐ二人を向かえてくれるはず。

あの少年は、江ノ島に着いたら、泳ぐのかなあ?

投稿者 sako : 21:03 Write:21:03