小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2006年01月05日

暖房

今日もほんとうに寒かった。
日本中が冷凍庫の中みたい。雪の降り方もただごとではない。
今夜からも、「大雪」という天気予報で、今380センチのところは、
明日には4メートルを超えてしまうのでは? 
さすがの豪雪地方でも、そこに住んでいられる方はどんなにか大変なことだろう。

暖房器具の売れ行きが例年に無いほどだ、とニュースで言っていた。
今は、石油やガスが主だろうか?

ふと、自分が幼かった頃の暖房設備を思い起こしてみた。

畳の部屋に、掘りゴタツ。
コタツの布団をあげると、中では炭が赤く燃えていたっけ。
部屋には、火鉢が置いてあって、灰の中ではやはり炭が燃えている
そして、その上に乗せてある鉄瓶が、
いつもチンチンとお湯を沸かしていた。

暖房って、たったそれだけ・・・じゃなかったかな?
部屋のしきりは、障子。障子の向こうは廊下。
廊下は外側にガラス戸が閉められ、庭と隔てられている。
夜になれば、ガラス戸の外側に雨戸が閉められる。

障子は雪見障子になっていて、廊下越しに庭が見渡せる。
雪が降れば、まさに雪見障子。
あまり広くない庭だったけれど、手入れされた植木と、
石灯篭の上に、白く積もる雪が眺められた。

そんな景色は、冬の間に何回か見られて、
コタツに足を突っ込みながら、みかんを食べて、
「後で、としこちゃんと雪だるまを作ろうかなあ」
なんて思ったのじゃなかったっけ。

東京の真ん中、四谷という場所に住んでいた幼い頃。
今じゃ考えられないくらいの、ローカルな風景が浮かんでくる。

それだけの暖房設備で寒くなかったのかな?
だけど、なんと、温かみのある部屋だろう?
石油でもガスでも電気でもない、あのときの暖房設備。
今とは比べようも無いけれど、
ちょっとタイムスリップしてきたいような、そんな気持ちになりました。

それにしても、今夜は寒いなあ~

投稿者 sako : 20:09 Write:20:09