日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています
駅前のATMへ振込みをするために、立ち寄った。
空は青く晴れていたけれど、空気はとっても冷たかった。今日の午後のこと。
コンビニの隣の、小さなATMのボックスへ。
ATMの前には3人ほど並んで、順番を待っていた。
その後ろに立った私は、ATMのボックスの陰にじっと立っている、
「東京警備」とロゴの入った、青い制服を着たガードマンに目が止まった。
いえ、ガードウーマン。そこに立っていたのは、中年の女性のガードマンだった。
警備会社の女性は、日陰になっているその場所で、
じっと、空(くう)を見つめるようにして立っている。
厚地の制服のコートの中で、背中を丸め、全身を固くしているように見えた。
その顔は、とても辛そう・・・
だって、そこはあまりに寒すぎる。
そんな寒いところで、じっと長い時間、ただ立っているだけの仕事。
ああ、きついだろうなあ~ と思いながら、見て見ぬふりの私。
ATMに隠しカメラが取り付けられるような犯罪が多発して、
こんな目立たない小さなボックスに、ガードマンが配置されたのだ。
以前は、居なかったもの。
やっと順番が来て、振込みを終えてボックスの外に出てから、
私は思わず、「ご苦労様です」と言って頭を下げてしまった。
そのガードマンの女性も、突然頭を下げた私に驚いたように、
無表情な顔はそのままで、小さく会釈を返してくれた。
街は相変わらず、頬を凍らせるような冷たい空気だった・・・