小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2006年03月26日

安らかに逝きたい

人工呼吸器を外し、患者を死へと導いた医師の問題が、
ニュースで報じられている。

その背景に何があって、
どんな状況で、延命措置を終了させたのか分からないので、
何も言うことは出来ないけれど・・・

自分の身に置き換えてみて、
絶望の死のふちを彷徨っているとき、
医学の力だけで、延命させられていたら、
自分の命を無理やりに繋いでいる「器具」を外して・・・と
ベッドの上で叫んでいることだろう。

でも、その場で叫んでも、もう届かない。

きちんと意志の伝達ができるとき(健康なとき、元気なとき)
「延命措置を施さない」という尊厳死の意思表明を、
しておかなくては、と思う。

夫の両親は、早くから、「延命措置はするな」と
夫たちに言い置いていたという。
夫たちは、その意志に基づいて、
自宅で(義母は病院で) 
家族たちが静かに最期を見送った。
延命措置はいっさい無かった。

残される家族たちと、
きちんと、尊厳死に関する意志の疎通がきちんとできれば、
こうした問題がニュースになることは無くなるのに。

いよいよ本格的な高齢社会に突入する。
病院側も、社会も、
そのことを後回しにしないで、
最初に、レールを敷いておかないと、
もっともっとこういった事件が増えてしまうことと思う。

投稿者 sako : 08:10 Write:08:10