小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2006年05月17日

ある話題に

パソコン関連のお仲間の集まりがあった。
話はいろいろ飛んで飛んで・・・

そんな中、MP3プレーヤーの話題が賑やかに盛り上がった。
そう、最近「空へ」でも話の出たあのipodのこと。

楽しまれている方がいて、その方たちが、
まだ未体験の人の興味に答えてあげる。
私も、一緒に話しながら、でも・・・

ちょうど、ipodを持っている人がいて、
バッグから取り出して、「こんなに良い音なのよ」と
他の方にイヤホンを付けさせてあげると、
「ほんとね~ すごく良い音ね~」と即反応が返って来る。

健康な人たちの話題の中に、不健康な自分が付いていけなみたいな、
そんな寂しさを感じながら、一緒に話をしていた。

今まで、自分の中に大きな弱点を自覚していない私は、
そういう経験は、ほとんどせずに、この年まできたけれど、
大好きな音楽を、今の時代に、MP3プレーヤーで聴くことの出来ない私は、
そのとき、弱点と、引け目とを、同時に感じて、かなり複雑だった。

私の責任で、彼から、ヘッドホンで聴く音楽の楽しみを奪ってしまった。
彼は若く、これから先の長い人生を、
友人たちがMP3プレーヤーで楽しんでいるのを横目に、
今日、私が感じたような寂しさを抱えて生きなくちゃいけない。
私が平平楽々に、プレーヤーで音楽など楽しめるだろうか。
彼がそれを奪われたとき、私も一緒に、ヘッドホンで聴く事をやめてしまった。

でも、彼の寂しさに比べたら、私の寂しさなど、比較にもなりはしない。

久しぶりにみんなと会った今日の集会。
長い時間の中の、ほんの何分かの間の話題の中で、
ちょっと、胸が痛んだことでした・・・

投稿者 sako : 20:46 Write:20:46