小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2006年12月12日

命・・・

今年を現す漢字は「命」と決まったそうだ。

そう。今年はいじめによる自殺が相次ぎ、
また、飲酒運転による死亡事故にも胸を痛めた。
命の尊さと相反して、命の軽さに、ほんとうにやりきれない1年だった。

そして私には、人間以外の命についても、沢山の思いが重なる1年だった。

あちこちで人里に出没した熊たちは、次々に殺されていった。
小さな小熊から、大きな熊まで。
地面の上に横たわる熊の体。熊は何も悪くないのに・・・と
いつも不満だった。
熊の居場所を奪ってしまったのは、誰でもないこの人間たちなのに。

一方で、崖に逃げ込んだ野犬を、必死で救い出そうとする人間。
哀しそうに助けを求める野犬の遠吠えに、誰もが胸を痛めた。
崖から網の中へ落ちて、助けられたときはほんとうにホッとしたけど、
でも、とても複雑だった。

この野犬を飼いたいと申し出た人が何人もいたという。良かった・・・

だけど、元はといえば人々が飼えなくて捨てた犬が野犬になり、
捕獲されたらほとんどは、そのまま殺処分となる。
助けられた犬の命と、殺処分される犬の命、どこで違ったのかと?

広島ドックパークの事件は、誰もが、痛ましい犬たちの映像に憤りを感じた。
その後、多くの犬たちが救われていった様子に安堵したけれど、
今度は、犬たちの保護を行っているアークエンジェルスという団体に
寄付金横領の疑惑が持ち上がっているという。

アークエンジェルスwebサイトの弁明ページ 

真相は分からない。だけど、人間の身勝手が、
口のきけない動物たちの命を弄んでいるようなことばかりが続く。

いつから、人間ってこんなに偉くなったのだろう?
今年の漢字になったという「命」の重さ、改めて考えてみなくては・・・

投稿者 sako : 20:26 Write:20:26