小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2007年01月31日

オルセー美術館展で

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上野駅公園口を降りたのは、
ほんとうに久しぶり。
10年くらい前は、2,3ヶ月に1度は来てた気がするのに。

東京都美術館の「オルセー美術館展」に足を運んだ。
開催されたばかりなので、かなり混んでるだろうと思って出かけたけれど、
並ぶこともなく、思ったよりも空いていた。

久しぶりの美術展。
印象派の画家たちの作品に、
19世紀に迷い込んだような気分を味わいながら、
ひとつひとつ鑑賞していく。

最初から、私とずっと足並みを揃えるように、
目の前を歩いていたのは、
おそらく80代は後半の、とても小柄な女性と、
「ね、おばあちゃん、おばあちゃん」と声をかける高校生の女の子。
そして彼女の友達らしい女の子の三人連れ。

‘おばあちゃん’の方は、ときどき女の子に頷きながら、
黙々と歩き、じっと作品を見ていた。
女の子は、そんなおばあちゃんにいろいろ質問を浴びせている。

周りを見回せば、平日ということもあるのか、
8割は中年男女。その‘おばあちゃん’のような女性は、
ちょっと見当たらない。
美術展は、結構歩き、疲れるし、目も使うので、
高齢の人にはすこしきついかもしれないし。

やがて、女の子の言った言葉に、思わず私も微笑んでしまった。

「ね、おばあちゃん、来て良かったね!」

彼女がオルセー美術館展にひっぱってきたのかな? 
絵画好きの‘おばあちゃん’を。

やがて、その三人連れとはいつの間にか離れてしまって、
私は自分のペースで、じっくりと、沢山の作品を鑑賞した。
そして、19世紀のフランスをたっぷりと堪能・・・

久しぶりの美術展は、なんだかとっても疲れたのでした。

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投稿者 sako : 22:15 Write:22:15