小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2007年05月31日

「長い間お世話になりました・・・」

そ、そんなことは言わないで下さい・・と思いつつ、
次の時間の生徒さんがもう来られていたので、
深々と頭を下げて帰られる生徒さんを、
ドアから見送っただけで終わってしまった。
もっとちゃんとご挨拶したかったのに。

2001年4月に教室に来られ、途中少しお休みがあったけれど、
もう6年も通って下さった生徒さん。
70代でバリバリにWordを使われて、
うっとりするような素敵な絵をWordで描いて持ってきてくださる。
スラッとスタイルがよくて、とてもお洒落で、センスがよくて。
思い立てば、どこへでもヒョイっと出かる行動力。

憧れてしまうほど素敵な人生の先輩である生徒さん。
その方が、今日で最後の教室になってしまった。

ご主人の体調がとても悪くなり、入院・手術をされて、
今後はつきっきりの介護を余儀なくされる状態と言われる。
とてもパソコンで遊んでいられる状況ではなくなって・・・
少し疲れの見えるお顔で、
申し訳ないけれど、今日でおしまいに・・・と静かに仰られた。

次の授業が終わったあとも、問い合わせの電話応対などでバタバタして、
やっと自宅に戻り、すぐに夕食の支度をする。
包丁を持ちながら、ふとその生徒さんのことを考える。
生徒さんのお宅はご近所だし、お会いできることもあると思うけれど、
もう教室には来られない・・と思うと、
なんだかとても淋しくなって、ため息が出る。

自分は11月で教室を閉じるくせに、それを棚に上げて・・・
窓の外では稲光り。そしてドロドロと雷の音。

一日も早く、
ご主人の体調がよくなり、生徒さんの心休まる日が訪れますように・・・

投稿者 sako : 20:43 Write:20:43