日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています
雨上がりの夕暮れ、
夜ご飯の買出しをして、家に戻る道。
私の前を歩くのは、目を惹くようなお洒落な女の子。
紺色のニットのワンピースは超ミニ丈。
ミニスカートから覗くスラリとした長い足には、
太ももまでの、やはり紺色のストッキング。
ストレートの栗色ロングヘアが、歩くたびに左右に揺れていた。
だけど、そんな彼女の右手には、火のついた長い煙草が・・・
駅の近くの大きな交差点で、信号待ちで止まったとき、
彼女はその長い煙草を、ポイっと足元の縁石の辺りへ捨てて、
高いハイヒールで、軽く踏みつけていた。
「え? 捨てちゃうの? それに、まだ火がついてる・・」
と、捨てられた煙草に目が止まってしまう私。
そこへ、小学校2年生くらいの可愛い女の子が、
お稽古バックと傘をぶら下げて、信号にやってきた。
女の子は、縁石の上に乗ったり降りたり、フラフラ落ち着かない。
振り回した傘が、女の子の手から滑り落ちて・・・
まだ火の残っている煙草の上に、バサっと落ちた。
「あ!」 思わず小さく叫んでしまう私。
女の子は、慌てて傘を拾い上げて、
ちょうど青信号に変わったので、駆けるように歩道を渡っていった。
そんな女の子を、一瞬振り返った彼女。
でも、そのまま、彼女も横断歩道を渡って行く。
傘はきっと大丈夫だったと思う。
別に、なんということもない、街の風景。
誰も、何にも気に留めない。
私一人が、なんだか、ハラハラしてしまったけど・・・