小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2007年10月16日

事件に思うこと

小学生の女の子が、
ブログで知り合った20歳の青年に誘拐されたという事件。
事件については、正確なことが分からないから、
何を言うことも出来ないけれど、
小学生とブログ・・・という組み合わせが、
なんだかとても私の心にひっかかる。

私は小さい頃、とても空想好きの少女だった。
そう、赤毛のアンみたいに、いつも空想ばかりしていた。

学校から帰ると、自分の部屋の机の前で、
「私はみなし児。すごく貧乏で、屋根裏に住んでて、
真冬の寒さに震えてて、お腹が空いて・・・」なんていう具合に。

少女漫画の見すぎだったのかな?
やがて現れるのは、ハンサムな王子様のような青年で、
限りなくやさしく、強く。
悪者がやってくると、その青年がみんなやっつけてくれて・・・

詩や物語を書くのも好きで、
小学校の高学年くらいから、ノートに色々書いていた。
何を書いていたのかは、もうすっかり忘れてしまったけれど。

だから・・・
もし、私が現代に生まれていたら、
きっとブログに嵌っていたに違いないと思う。間違いなく。

毎日毎日、学校から帰ったら、一番にパソコンに向かっていただろう。
現実のことから、空想の話まで飛躍して、
きっとひたすら書き続けていたことだろう。

誰かから反応があれば、尚のこと、夢中になっていったに違いない。
そんな自分を、とても容易に想像できる。

それは怖い。とても怖いと思う。

誘拐や事件。そういったことにまでは結びつかないとしても、
ナイーブで幼い心を持った少女の自己表現の場所として、
ブログはあまりにも、偏りすぎた虚構の世界。
そこに生まれる「やさしさ」は、
ほんのつかの間の泡のようなものでしかないのに。
幼い心が、それを分かろうはずも無い。

今の時代の少女でなくて良かった・・・などと、
芯から、我が身を思うニュースでした。

投稿者 sako : 21:14 Write:21:14