小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2007年12月30日

あと1日

カウントダウンするつもりじゃなかったのに、
なぜか、カウントダウンエッセイ。
で、ついに今年も明日1日を残すだけに。

と、言うほどの感激は、ちっとも無くなってて、
明日、明後日、明々後日・・・ と続く日々に何も変わらないと、
つい思ってしまうところが、なんだか哀しい。

子供の頃は、お正月は特別だった。
だから、大晦日も特別だった。

両親や家族は、みなとにかく忙しい。
私はそんな家族の邪魔をしないように、
近所の幼馴染と、外で石蹴りやゴムだんなどして遊んでたと思う。
あの頃は、道路が遊び場で、
真冬でも、近所の子供たちはみな、道路で遊んでた。

夜になっても、
年始の来客のために大量のお節を作る母は忙しく、
その夜だけは除夜の鐘が聞こえる深夜まで起きていた私も、
忙しく立ち働く母たちを背中に、やがてグッスリと眠ってしまう。

元旦の朝、眠い目をこすりながら起きる私の前には、
きれいに掃き清められた家の中と、きちんと飾られたおせち料理。
そして、着物を着てかしこまる父と母。
いつもとまるで違う朝の空気に、
子供ごころにも、厳かなな気持ちになったものだった。

そう、あの頃はほんとうに特別な日だった・・・
そんな特別な日を、そんな大晦日やお正月を、
自分の子供たちに残してあげられないことが、
とても口惜しく、申し訳ない気持ちになる。

時代が変わってしまうことは、多くのものを失っていくことなのですね。

投稿者 sako : 21:29 Write:21:29