日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています
体外受精による受精卵の取り間違いで、
せっかく妊娠できたのに、
9週目に入ったところで、人工中絶をせざるを得なかった。
そんな医療事故のニュースが報じられた。
不妊の治療を続けて、
やっと妊娠が判明したときの夫婦の喜びと、
医者から「間違いだったかもしれない」と告げられたときの驚き、
そして、中絶手術を受けるときの憤りと心身の痛み。
誰もが、そのニュースを知って、
軽率な処置をした病院に腹を立て、
医療被害を受けた女性への同情が溢れたことと思う。
でも、忘れないでほしい。もっと大事な被害者が居ることを。
そう・・・
人工的にこの世に命の芽を開かせられ、
必死に細胞分裂を繰り返して成長し続けた小さな命。
たった9週間で、あっさりとかき消されてしまった「赤ちゃん」です。
こうした人工授精で生まれる赤ちゃんの数は増え続けて、
不妊に悩む若いカップルたちに、両手で我が子を抱く幸せが届けられる。
そういった医療について、否定はしないけれど、
現場では、これらの人工的な受精と妊娠に、
あまりに慣れすぎてしまっているのではないだろうか。
受精させたときから、
自分と同じ一人の人間の命がスタートしているのだ・・・
ということを忘れなければ、
そんな粗雑な作業になるわけは無いと思う。
しかも、その命は、それらの医療を行った人たちが、
人工的に無理やり作り出した「小さな命」だというのに。