小さなエッセイ

日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

2009年02月21日

おっぱいの話

赤ちゃんの話題に続きます。

購読している新聞紙面で、ここのところ、
赤ちゃんの授乳の話題が続いている。

多くのママさんたちは、公共施設などに設置されている授乳室で、
おっぱいをあげたりしているけれど、
タイミングよく利用できるとは限らず、
人の集まる場所から少し離れたところで、視線を気にしながら、
そそくさと授乳をしているという。

実は、紙面に載っていた読者の投稿に驚いてしまった。

おっぱいをあげている姿は「生々しい」「公共の場では遠慮するべき」
という内容や、
「うちの子は哺乳瓶で育ったので、
ファミレスでおっぱいをあげている姿にビックリしてしまう。
見せたくないから、授乳しないで欲しい」と言う母親の話。

また、授乳する姿が恥ずかしいので、
赤ちゃんの顔を隠すように布で覆って授乳するママさんの話も聞いた。

赤ちゃんがおっぱいを飲むとき、
じっとママの目を見つめながら飲むことで、
赤ちゃんの大脳に、ママとの繋がりが刻まれるというのに、
顔を布で覆ってしまって飲むおっぱいは、どんなに味気ないことだろう。

その昔、赤ちゃんにおっぱいをあげるお母さんの姿は、
いつでもどこでも見られる風景だった。
でも、私が子育てをしたころは、かなり控えめになって、
人目にはつきにくいようなところで、そっとあげていたけれど、
それでも、そんなママたちを、
特別なものとして扱われることは無かった。

でも、現代は、授乳の姿は特別なものになってしまったらしい。
大切な大切なおっぱいが、そんな風に扱われるなんて、
どこか、違うのじゃないかな、と思ってしまう。

あるママさんから
「どうか、おっぱいをあげるママと赤ちゃんたちを温かい目で見てください」
という投稿が載っていた。

現代は、優しさの失われた時代になってしまった。
やわらかなおっぱいと、お乳の匂いは、
人間の究極の温かさなのに・・・
安心しておっぱいがあげられる世の中じゃなくちゃ、おかしいよね。

投稿者 sako : 21:40 Write:21:40