日々の暮らしの中に想うことをあれこれと書いています

「26日に閉店いたしました・・・」
張り紙には、静かな言葉で閉店のご案内が。
そっか・・・・
久しぶりにヨーカドーにショッピングに来たら、
当たり前の風景が壊れていて、え!っとビックリ。
この土地に引っ越してきて間の無いころにヨーカドーが出来て、
それから暫くして立体駐車場が出来た。
その駐車場の一角にミスタードーナツが入っていた。
張り紙にも「30年が・・」というメッセージ。
そうか、30年になるんだ。
いったいどれだけドーナツを買っただろう。
子供達が通っていたスイミングスクールが目の前にあった。
スクールが終わって、時には長女や次女と、
ドーナツ屋さんの店内に座ってドーナツタイム。
ドーナツを選ぶときの「どれにしようかな~?」と迷う顔。
「今日ね、クロールで50メートル泳げたよ」
そんな会話をしていたのかな?
小さな2人の笑顔が懐かしい。
少し離れて生まれた息子も、ドーナツがあれば笑顔。
呆れるほどよく食べた。
ときには、買い物帰りに、ドーナツをいっぱい買って帰り、
家族みんなで瞬く間に1ダースほどのドーナツが消えた。
駅前には、もっと大きなミスタードーナツがあるけれど、
私にとってのドーナツ屋さんは、
このヨーカドーの駐車場にあるミスタードーナツ。
30年、ずっと当たり前のようにそこにあったお店だった。
そんなドーナツ屋さんが閉店するという。
これも時代の流れ・・・少し感慨を深くしながら、
家に帰って、家族のひとりひとりに、「ね! 閉店してた!」
と、報告したけれど、
「そうなんだ」と言うくらいで、そんなには感じない様子。
人生の片隅に、そのお店がどんな風に置かれていたか、
ちょっとだけ違うのかも・・・
風景が変わってしまうことに、無性に淋しさを感じるのは、
人生が長くなってきた証拠かもしれない。